2015年4月14日火曜日

新年度


クソのような旧年度が終って新年度がきた。
個展のご挨拶諸々ままならないままですが何か書き始めないとだめなので駄文を連ねます。駄文ってワードすっごい2000年っぽいな。

正直に言うと、やりきった感じが全然しなくて、去年、同じ場所でやってる分、1年間たくさんの事をやってきた"つもり"な分、100パーセントを出せなくて、つらかった。
考える暇なくやってきたんだろうな、という感想…にすればいいのか。
確かに何も考えずやってきたかもしれない。色んな事があった。色んな辛い事があって、私の心は何か新しいワクワクする気持ちやかわいい面白いと思う気持ちがなくなってしまった。あるのは元住吉の景色とその残りカスを絞りきったもの。
ある意味、だしきったのかもしれない。1年間でアイデアは枯渇した。しかしながら、1年分は多く作ってきたんだなあと思う。

新しい環境の中、なかなか腰を据えて落ち着いて物を見る事ができなかった1年だったと思う。焦燥の中本当にやることは時間を作る事だったのかもしれない。でも多分、それは願望たらればであって、出来た事ではないし、する必要もない事だったとも思う。

今は、アイデアがあるのに手が動かない辛さや、自分が脳味噌でキモチイイと思ってる景色の薄れを感じている。今年の桜は色がなかった。去年は青とピンクのコントラストが綺麗だったのに、今年は全てがグレーだ。鈍色の世界だ。そして寒い。4月のくせに寒い。どうせいきなりあつくなったりして体調崩すんだろう。思い通りになってやるよ。

夢で見た景色を追いかけている。凄く昔に見た夢だけど、あれ以上に心地よい場所は知らない。
起きてすぐに絵にしようとおもったけれども、色鉛筆では何も再現できなくて、完成させずに破って捨てた。脳味噌にだけ残してある幾つかの景色の中の一つだ。
そこは白金に輝く砂漠と海で、空は突き抜ける程に青く、日差しは強く気温は高く、しかしながら風はかわいて心地よかった。私は凄く素早く動ける何かにのっていたように感じる。暑いような、寒いような、涼しいような、あったかいような。
砂漠でスキーがしたい。南極でアイス食べたい。真冬に外でこたつに入りたい。そんな感じ。そんな感じかなあ?
永井博さんの絵を見て、ここに行きたいなあと思った。永井さんに会ってお話した時、ハワイに行けばいいんだよと言われたけど、それは違うとその時思ったけども、今なら少しでもその空気に触れられるなら行ってそしてちゃんとコンタクト作って(メガネやコンタクトをしていると本当に見た訳じゃない気がして今までさけていた)見れる景色を見たいなと思う。

バカなりの覚え方は身体でつっこんでくしかないんだぜ。さあ、明日の為に傷つこう。
ボロボロの脚もう二度と人前に晒せなくたっていいじゃないか。あの時はそうするしか生きる事ができなかったし、過去の自分を恥じたりけなしたり否定した時期もあったが、その全てがいとおしい10年だった。
さあ今年はどうしよっか。大けがするのもいいけども、受け身を取れるのが大人になるってことだ。選べるようになりてえよ。選べるようになりてえよ。